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清和県民の森は「調和のある人間づくりと、よりよい県民生活を確立しよう」 とする千葉県の主要施策のひとつとして、小糸川上流の水源林地帯の保護・回復と、森林の適正かつ多面的利用を図りつつ、山村の地域振興にも寄与することを目的として設立されました。この一帯は、コナラ・スダジイ・カシ類等の広葉樹と、モミ・ツガ等の針葉樹が混生する自然豊かな森林地帯であったことから、かつては県下有数の薪・炭の生産地でもありました。しかし、時代と共に燃料の需要は変化し、産業は衰退していきました。そこで、地元清和の人々は、今度は地域を観光地として、再び活性化させたいと願い、県民の森の設立に大きな期待を寄せていました。こうした地元の方々の思いや、県の施策が実を結び、昭和49年8月8日、当施設は開園に至りました。