もんでこキャンプ場トキヤマがある場所には、かつて「時山バンガロー村」がありました。 そこは地元が運営し、手作りのもてなしで、お客様も多く賑わいがありました。 しかし管理者が高齢になり、少なくなってくると、徐々にお客様の数も減っていきました。 後にバンガローは全て取り壊され、更地になりました。 「かつてバンガローがあった場所で、何かできないか?」 ある日、地元の若者が声を上げました。 若者の言葉に誘われ、かつてバンガローがあった、今は何もない場所に立ってみました。 川のせせらぎ、 鳥の声。 木の葉のさざめき、 頬をなぜる風の涼しさ。 もうここには何もないのに、 今は思い出せない、遠い日の何かを思い出しそうな瞬間でした。 その時、バンガロー場はもうできないけれど、キャンプ場をやろうと思ったのです。 もんでこキャンプ場は地元の方々のご協力のもと運営されています。 もんでこ、とは地元の方言で「戻っておいで」という意味です。